前回の「すいません。「湖西連峰」、ハイキングコースと思って、侮っていました。 その1」の続きです。
さて初心者2人組み、「大知波峠廃寺跡」に予定よりも早く着いてしまいます。
基本的に
「餃子の王将」で如何に美味しく飲むか!?を判断基準に、ある決断を下します・・・。
速いペースで進んでいるので、このまま「富士見岩」を往復して、「赤岩自然歩道」を行ったら
、「餃子の王将」の早く着き過ぎてしまうのではないか?と。
いっそのこと、「石巻山」に行ってしまおうか?と・・・。
このときはアルコールも抜け、
如何に「餃子の王将」で如何に美味しく飲むか!?ばかり考える我々は、まさに
「ガンガン行こうぜ!!」状態です。
「大知波峠廃寺跡」から「石巻観光路」を進みます。
しかし、この道もそうですが、「湖西連峰」は看板の案内が不親切ですね。ちょっと時折混乱してしまうことが何回かありました。
「石巻観光路」が「豊橋自然歩道」となっていたり・・・。
あとは踏み跡がしっかりしているのですが。途中、最大3つに分かれている箇所があったり(これは湖西連峰縦走中のことです)と、少し迷ってしまうところがありました。
しかし、この「石巻山」までの道中が長い・・・。登山道とか自然歩道という名を関していないこともあり、未舗装の「林道」です。ダラダラと下りながら、「この道であっているのか?」などと言いながら歩くこと1時間。ようやく「石巻山」の入り口、「石巻神社」に到着。
「石巻山」は山頂は石灰岩の巨岩で人生は角鎖場も体験、標高は低いものの険しい山です。神社の近くにあると言うことで、修行のための山だったとのこと。また途中、「石巻の蛇穴」や「ダイダラボッチの足跡」もあり、面白い山でした。そのためか、山頂手前の険しさに反して、小さなお子さんを連れた家族と遭遇しました。
山頂からの景色は周囲を見渡すことができ、本日歩き、登った中で一番の眺めでした。ちなみの山頂に着いたのは13:24・・・。
ちなみに南北朝時代には「石巻山城」があったそうですが、その痕跡はわかりませんでした。
さて、「赤岩自然歩道」を進むため、「大知波峠廃寺跡」を目指します。行きにダラダラと下った林道を急ぎ足で登ります。そして「大知波峠廃寺跡」についてのが14:30.
ここから「赤岩尾根分岐点」まで戻り、「赤岩自然歩道」を下ります。
我々は来た道をそのまま戻り、「大知波峠・・・」経由で、「赤岩尾根分岐点」を目指しましたが、後に気づいたのは「石巻観光路」から「大知波・・・」を経由せずにいける道があったとは・・・。ま、我々が通った道の方が距離はわずかに短かったようです。この道を通るのはまた、次のお楽しみにしておきましよう。ちなみに、「大知波峠・・・」を通過したのが14:30。
「赤岩尾根分岐点」を目指す途中には、一瞬、どちらに進むべきかわかりにくい分岐がありましたが、問題なく目的地の「赤岩尾根分岐点」に。
あとはゆっくりダラダラと下るだけだ~と思ったのが大間違い・・・。
「赤岩自然歩道」もやはり上り下りがいくつか続く道のりで、速いペースで進んできた我々にはもはや
「苦行」のような道となりました。
途中で先ほど登ってきた「石巻山」が見え、ずいぶん遠くから歩いてきたもんだと、グッタリしつつも、何となくやってった感が満ちてみます。
しかし、疲労の余り、写真を撮る余裕もなく、暗くなる前に下山したいので、黙々と歩を進めます。
何度目かの登りでは2人とも心が若干心が折れてしまい、「ここで泊まれるならば、一泊したい・・・」や、「ここで終わりにしたい・・・」と思ってしまいました・・・。ま、どちらも無理な話なので、とりあえず、休憩をとります。
ここで我々に再び歩く力を取り戻させてくれたのは「スニッカーズ ミニーバー」でした。この1本100キロカロリーは我々2人には非常に大きなエネルギーとなりました。
再び歩き始め、おそらくここを降りれば「赤岩寺」?と思われる道を下ります。なかなかの急斜面。落ち葉も積り滑りやすく、倒木も何か所かあり、全く手入れがされている感がありません。しかも、「赤岩寺」らしきものが見えてこないものの、下るには下っているので進んでいくと、ついに住宅地に出ることができました。
そして目に入った信号には「多米中町二丁目」の文字が・・・。
あれ?思っていた所と違う(笑)
ま、コンビニの目の前に出れたのは不幸中の幸い。休憩をしてから、約5km離れた豊橋鉄道の路面電車乗り場の「赤岩口」へ向かいます。路線バスも走ってはいるのですが、何となくケチります。
路面電車は前払い式の一律料金。暖房も効いており、非常に快適な乗り心地。文明科学社会のありがたみを痛感しました。
そして満を持しての「餃子の王将」です・・・。
いやぁ~、何時になく美味しく感じます。お腹も満たされると、疲れも回復しますね。
今回は初の初心者2人組の山登り。失敗しつつも、怪我無く、何となく達成感と満足感を持ちながら帰路につきました。
※教訓
・計画は余裕を持って立てる。
・急な変更は避ける。
・行動食にはここ一番のためにもカロリー高めのものを用意しておくべき。
※湖西連峰の(個人的な)感想
迷うことは無いと思いますが、踏み跡が複数ある場所があったり、看板が分かり難い場所や、案内図が少ない印象がありました。
道程としては思いの外、上り下りもあり、なかなか登り応えのあったなと。まだ、歩いていな道もあるので、また来てみたいなと。
個人的には「赤岩自然道」は歩いていて楽しかったなと。疲れ切っていなければ、もっと楽しめたなと。
今年はもう山登りは企画できないので、来年、がんばろうと。個人的な目標としては・・・
「2,000m以上の山頂へ」
「静岡百山を中心に登っていく」
かなと。
次にどこへ行くのか考えているのも楽しいですね。